お子様の様子に発達障害が疑われた時や
不登校のお子様を支援する時に
これまでよく実施されてきたのは
脳の情報処理のパフォーマンスを把握するための
WISCなどウェクスラー式の個別知能検査でございました。
この個別知能検査では
・語彙力
・一部から全体をイメージしたり、全体から一部をイメージする力
・耳から聞いた情報を保持して考える力
・板書などの見たものの形を覚えておいたり、見比べる力
などを把握することが可能でございます。
これらは専門家からすれば確かに役立つ情報なのですが
お子様ご本人やご家族にとってはいまいちピンとこなかったり
具体的なシーン・生活場面をイメージすることが難しく
折角施行したのにもかかわらず、
特にご家庭でのお子様との関わりやその支援に
活用しきれない状況でございました。
※知能検査が役に立たないという意味ではございません。
個別知能検査に加えて
近年実施されてきている検査が
Vineland-Ⅱ日本版適応行動尺度
でございます。
適応行動というのは
自分自身を個人的にも社会的にも満たすことができる
日常生活の中の行動のことでございます。
適応行動をVineland-Ⅱでは
・コミュニケーション(会話の理解、スピーチ、読み書き)
・日常生活スキル(身辺自立、家事、お金・仕事とのつき合い方)
・社会性(対人関係、遊びや余暇時間の使い方、他者への責任と気配り)
・運動スキル(全身運動、手先の運動)
・不適応行動(内に向かうもの、外に向かうもの)
以上5つの観点について
支援がなくてもしている
支援や環境によってはしている
支援があってもしていない
というように
保護者様や長時間ケアしている支援者方と
お話&確認して評価いたします。
「何か気になる!」という
お子様に対しての
保護者様の違和感や異質感を
より明確にすることが
可能でございますし、
現在利用している支援サービスの前後で測定することで、
客観的に変化を測定・フォローすることも可能でございます。
厚生労働省からも
①支援者と保護者様の連携をより密にして利用者児童により効果的な支援すること
②適応行動という視点からお子様の様子をとらえ個別支援計画書の作成し支援を提供すること
以上2点の取り組みを着実に実行していくことが奨励されております。
Vineland-Ⅱ日本版適応行動尺度は上記の②で推奨されている検査ございます。
是非、適用行動の視点から、お子様のご状況を改めてご検討していきましょう!
放課後等デイサービスあおを新規ご利用いただく方には
Vineland-Ⅱ日本版適応行動尺度をご利用前に実施させていただきます。
そちらの結果に基づきまして、個別支援計画書を作成し、あおへのご参加を個別支援からスタートするか、グループ支援からスタートするかをご提案させていただきます。
大変恐縮ではございますが、保護者様にお子様の送迎のご協力をお願いしております。
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。